授業の科目が全日制と違う?
高校入学したのであれば授業を必ず受けなくてはならず、毎日の学校生活や試験で単位を取得する必要があります。では、定時制高校での科目や内容はどのようなものなのか、想像がしにくい部分もあるので、ここで解説していきます。
定時制高校は年間の科目数が少ない
・一日の授業数が少ないため、年間の科目数も限られる
全日制高校では一日の授業が6コマであり、しかも1コマの時間も長いです。ですが、定時制高校では一日の授業が4コマで、なおかつ1コマの時間も45分前後と短くなっています。なので、年間の授業時間も全日制高校より圧倒的に短く設定されているため、出来る授業が限られてきます。
英語がある学年とない学年と科目を振り分けることで、高校卒業程度の単位を最低限を取得できるようになっています。
・芸術科目は選択がない
前述したように授業時間の都合や、教員の人数の関係上芸術科目の選択肢がありません。筆者が在学した定時制高校では、美術の一択でした。しかし、全日制高校では音楽や書道といった科目も選択出来たため、もし美術が苦手な場合は内申点が危ぶまれます。
もちろん、他の定時制高校では選択肢があるところもあるかもしれません。
科目は限られるが授業内容は全日制高校と同じ
在校中で受けられる科目はその年で違いますが、基本的には高校卒業程度の単位が取得できるように設定されているため、授業の内容については全日制高校と同様です。ですが、進学校のようなハイレベルな内容は行わず、レベルも最低限に設定されています。
また、体育などの座学以外の科目もあり、球技等のスポーツも行われるので授業内容に関しては中学校と似た想像をしていただければよいかと思います。