キャパオーバーを続けることはリスクが大きい

 現在の社会では個人の能力を超えて、物事を進めなければならないことも多いかと思います。人間は楽な環境下にいたら、その環境に慣れてしまいキャパが落ちてしまうかもしれませんが、時にキャパを上げようとして負荷をかけ続けている人がいるかもしれません。

 

 ですが、常時キャパオーバーをしているとどうなるか。確かにうまくいけば成長につながるかもしれませんが、一歩間違えればパワーを使い果たし、ダウンしてしまうかもしれません。

 

 実際に筆者が体験したことを、今回は書いていこうと思うので、現状がキャパオーバーの方は、どのような影響が出るか参考にしていただければ幸いです。

 

キャパオーバーを続けることは危険

・睡眠時間を削ってでも物事を成し遂げようとする

 自分がキャパオーバーな状態にいると、当然時間が足りなくなってきます。そうなると、まず削ろうとするのが睡眠時間です。少しでも物事を成し遂げようとするあまり、睡眠時間を削ると、睡眠不足になり様々な体調の変化が出てきます。

 

 睡眠不足は人間にとってあまりよくなく、自分にあった適切な睡眠時間を確保することが大切です。なので、ショートスリーパーでない限りは、年齢に沿った睡眠時間を確保するように心がけましょう。

 

・食事を簡単に済ませてしまう

 睡眠時間の次に手を抜けるところが、食事になってきます。バランスの取れた食事を諦め、市販の簡単な食事を摂取しようとするでしょう。最近ではバランス栄養食等もあり、偏った栄養はそれで補おうとするかもしれません。

 

 ですが、そのような食品に頼らすしっかりとした食事でバランスよく栄養を摂取することも大切です。また、そのような食事がとれることは心にもゆとりが出ます。なので、食事を疎かにせずしっかりとした食事をしましょう。

 

・糖分、アルコールに逃げる

 精神的に追いつめられるとアルコールに逃げる人もいますが、依存性が高くストレスを理由に摂取していると依存症になってしまうかもしれません。また、糖分もアルコールと構造が似ているため、依存性が高いと言われています。

 

 しっかりとした食事をしておらずアルコールを過剰に摂取することは、消化器官によろしくありません。腸は第2の脳と言われている器官なので、細菌のバランスを正常に保てないとあらゆる体調不良が出てきます。なので、ストレスを理由にアルコール等に逃げるのはやめましょう。

 

・睡眠不足をカフェインでブーストさせる

 眠気がある場合、コーヒーやエナジードリンクを摂取し目を覚まそうとすることも多いでしょう。一時的や楽しむ程度の量であればよいのですが、大量に摂取するとカフェインは消化器官を荒れてしまいます。

 

 また、カフェインには自律神経のバランスを乱すこともあるので、過剰摂取をすると自律神経の影響で様々な体調不良が出てきます。眠い時は睡眠を優先することが大切です。

 

この状態が続くと倒れる

 上記の3つを続けてしまった結果、筆者は社会生活の続行が難しいくらいの体調不良が出てきてしまいました。胃痛や食欲不振、のどのつかえ感からの吐き気、極度の冷え性等ありましたが、内科的には問題なしとの結果でした。

 

 精神科等の診断を受けなかったので病名はわかりませんが、自律神経失調症ではないかと思っています。特にひどい時期では、人前に出ると心拍数が乱れ、立っているのもままならない状態でした。

 

 この経験から、睡眠時間の確保、カフェインでのブーストを避けることを心がけています。食事に関してはバランスを意識して摂取していますが、なかなか難しい部分もあるので、プロテインを飲んでタンパク質不足にならないようにしてます。

 

 自律神経は一度乱れると戻すのに時間がかかるので、キャパオーバーの状態からは早めに脱却し、上記の状態にならないようにしましょう。