どの教師と巡り合うかで決まる学生時代

 学生時代に関わる大人の大部分は、親や教師になります。小学校入学から高校卒業までの12年間で、どれほどの教師と出会うか環境によりますが、良い教員に出会う確率は低いと思います。

 

 どのような教員が合うか合わないかは人によって違いますが、皆さんどのような教師を求めるのでしょうか。

 

  筆者も様々な教師に出会って、人生が良くも悪くも変わったことがあります。

こんな教師の言うことは心にとめて生活しよう

・自分と真剣に向き合ってくれる

 教師というものは職業的に見ると公務員になり、どの職業でもそうですが最低限のことをクリアすると給料はもらえます。このことから授業は教科書に沿うだけ、質問もあまり親身になって聞いてもらえない教師は一定数います。

 

 また、教師も人間なので自分が顧問をしている部活動の部員や、担任のクラスの生徒だけをひいき目で見ることも少なからずあります。そのような教師に当たると自分の問題は解決できず、そのまま未解決になったり解決に遠回りして時間を無駄にしてしまいます。

 

 生徒の人数の方が教師より圧倒的に多いので、全員の相手が出来ないのはありますが、自分に対して真剣に向き合ってくれる教師がいたら、つかんで離さないようにしましょう。

 

 実際に定時制に入り、筆者の人生を良い方向に向けてもらえた恩師に出会いましたが、そういった教師は卒業まで手放さず、どんな問題も相談して最適な方向を一緒に模索したことを覚えています。

 

・熱血と感情的をわきまえている

 世の中には体罰でニュースになるような教師もいますが、実際問題熱血指導と感情的指導との境目は難しいです。それは受け取り手にもよって変わってしますこともあるので、お互いのすり合わせが出来ていないと、すれ違ってしまいます。

 

 初めに入学した高校では授業中にふてくされていたので、教師の堪忍袋の緒が切れてしまい、前蹴りをいただきました。態度の悪かった自分にも非はありますが、そこで前蹴りをするのは平成の時代にどう思うでしょうか。筆者は負の感情しか抱きませんでしたね。

 

 社会でも怒ると叱るの違いがわかっていない人がいますが、教師にも同じことが言えます。そこで自分を思って叱ってくれる教師に出会ったら、言うことは素直に聞いて自分を正していきましょう。

 

・専門分野に詳しい、実績がある

 他人から何かを教わるとき、どのような人間に教わりたいでしょう。やはり教わることに対して経験、知識が大いに越したことはありません。何も知らない、未経験の人間が何かを言ったところで、偉そうにと思ってしまうことがほとんどです。

 

 何か経験したから、その経験をもとに話すと言葉に重みが出て、その言葉は人に伝わるものがあります。現在はネット社会なので、教師の名前も検索すると経歴が出てくることもあります。特に論文を書いているなどは出やすいです。

 

 また、学生時代に世界中を旅してきた教師が新任で入ってきたことがありましたが、年齢以上の感情を持っており話すことに違いを感じたのを覚えています。そのため、同じ年代の教師が劣って見えました。やはり毎日の時間を無駄にせず、人よりも多くの経験、知識を得ることは大切に思えます。

 

人の出会いは一期一会

 今日、この瞬間に出会う人とは偶然で何か意味があるかもしれません。すべてが良い出会いかはわかりませんが、関わりをもって自分には悪影響があれば避ければよいのです。そのため新しい出会いは大切にした方が良いでしょう。

 

 学生時代に恩師と呼べる教師と出会えないかもしれませんが、もし出会えたらその出会いを大切にし、自分への成長の糧にして将来を良い方向に向けましょう。